【2025年最新】シャープ複合機の特徴と機種比較|BPシリーズからMXシリーズまで徹底解説

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シャープ MX シリーズの特徴

シャープの複合機事業は1972年に開始され、現在では国内複合機市場において第4位のシェアを持つまでに成長しています。長年の技術とノウハウを持つシャープの複合機は、特に「MXシリーズ」として知られてきました。
操作性に優れた直感的なインターフェース
シャープ MXシリーズの最大の特徴は、優れた操作性です。大型のタッチパネルを搭載し、2008年に発売されたMX2600/3100シリーズから「風紋調デザイン」と呼ばれる独特のデザインを採用しています。このデザインは単なる見た目だけでなく、直感的な操作性の向上にも寄与しており、特に以下の点で評価されています。
- 10.1インチの大型タッチパネルによる視認性の高さ
- シンプルで分かりやすいアイコンメニュー
- スマートフォンのように操作できるフリック入力対応(業界初)
- ホーム画面のカスタマイズ機能
家電メーカーとしてのノウハウを活かし、ユーザーフレンドリーな操作体験を提供している点がMXシリーズの大きな魅力です。
省エネ性能と高速起動
シャープ複合機はウォームアップタイムが約10秒と非常に短く、急いでいるときにもストレスなく使用できます。また、省エネ機能も充実しており、以下のような特徴があります。
- 使用状況を学習し自動的にスリープモードに移行する学習機能
- 曜日や時間帯に応じた電源ON/OFFの自動スケジュール設定
- 人感センサーによる自動復帰機能
これらの機能により、使わない時間帯の無駄な電力消費を抑えつつ、必要なときにはすぐに使える状態になるという、利便性と省エネ性を両立させています。
コストパフォーマンス
シャープの複合機は「コスパ最強」という評価を受けることが多く、特に以下の点が優れています。
- 本体価格が競合メーカーと比較して安価
- ランニングコストの抑制
- コンビニエンスストアでの採用実績による耐久性の証明
ただし、カラープリントの品質については競合他社と比較するとやや劣るという評価もあります。
シャープ複合機の最新モデル

シャープは2022年にドキュメント事業開始50周年を記念して複合機のシリーズを刷新し、「BPシリーズ」を発表しました。BPとは「Business Partner(ビジネスパートナー)」の略で、「お客様のビジネスを支援するパートナーになろう」というコンセプトを表現しています。
BPシリーズの主な特徴
- クラウド連携強化:Microsoft Teams等のクラウドサービスとの連携を強化し、リモートワークの普及に対応
- AIスキャン機能:AIを活用した自動判定機能により、原稿の解像度・上下判定・白紙飛ばしなどを最適化
- セキュリティ強化:最新の暗号化通信プロトコルTLS1.3対応や、ウイルス検知機能の搭載
- 使いやすさの向上:10.1インチフルフラットパネルと直感的な操作性
- COCORO OFFICE対応:シャープのスマートオフィスサービスとの連携
最新モデルのラインナップ
BP-70シリーズ(ハイエンドモデル)
- BP-70C65/55/45:カラー・モノクロともに65/55/45枚/分の高速印刷
- ウォームアップタイム:約15秒
- 業界トップクラスの280面/分の高速スキャン
- ファーストコピータイム:カラー4.8秒、モノクロ3.7秒
BP-60シリーズ(ミドルレンジモデル)
- BP-60C36/31/26:カラー・モノクロともに36/31/26枚/分の印刷速度
- 多機能性と使いやすさを両立
- クラウドサービスとの連携強化
BP-40シリーズ(エントリーモデル)
- BP-40C36/26:コストパフォーマンスに優れたエントリーモデル
- シンプルな機能構成
- コンパクト設計で設置場所を選ばない
2025年3月には、業界最小クラスの設置面積を実現したA3デジタルフルカラー複合機「BP-22C20」も発売され、小規模オフィスや限られたスペースでの使用に適したモデルも展開しています。
シャープコピー機の機能比較

シャープの複合機は、基本的な機能(コピー、プリント、スキャン、FAX)に加えて、様々な特徴的な機能を備えています。
コピー・プリント機能
- 印刷速度:モデルによって26枚/分~65枚/分と幅広いラインナップ
- 印刷解像度:1,200×1,200dpiの高精細印刷
- 用紙対応:A3サイズまで対応、厚紙や封筒など多様な用紙に対応
- 両面印刷:自動両面印刷標準搭載
特筆すべき点として、シャープの複合機では印刷機能においてAdobeのPostScriptを標準搭載している機種があります。これにより、IllustratorやPhotoshopなど異なるソフトや機種でも同じ印刷結果を得ることができ、デザイン関連の仕事をする企業に好評です。
スキャン機能
- 高速スキャン:280面/分の高速スキャン(上位モデル)
- AIスキャン:原稿の種類を自動判別し最適な設定でスキャン
- マルチクロップ機能:複数の原稿(領収書や名刺等)を一度にスキャンし、個別のデータとして保存
- OCR機能:スキャンしたデータをサーチャブルPDFやOfficeファイルとして活用
セキュリティ機能
- ウイルス検知機能:Bitdefender社のスキャンエンジンを活用
- BIOS・ファームウェア保護:起動時の検証とファームウェア修復機能
- ICカード認証:複合機利用者の管理とセキュアな印刷環境の実現
- データの暗号化:保存データの暗号化とデータ消去
クラウド連携・モバイル対応
- クラウドサービス連携:Microsoft Teams、Google Drive、Dropboxなどとの直接連携
- リモート操作:モバイル端末から複合機の操作が可能
- モバイル印刷:AirPrint対応でスマートフォンやタブレットからの印刷が容易
- COCORO OFFICE連携:勤怠管理やFAX転送など様々なサービスと連携
【複合機】シャープ vs キヤノン
シャープとキヤノンは複合機市場において異なる強みを持つメーカーであり、それぞれの特徴を比較してみます。
画質・印刷品質
シャープ:
- 基本的な文書印刷には十分な品質
- 写真や色再現性には競合他社に比べやや劣る
- モノクロ印刷は問題なく高品質
キヤノン:
- プリンターメーカーとしての長い歴史と技術力
- カラー印刷の画質に定評あり
- 写真や細密な図面の再現性に優れる
- 特に青系統の色の再現性が高い
プロフェッショナルな印刷品質を求める場合はキヤノンが優位ですが、通常のオフィスユースであればシャープでも十分な品質です。
操作性・使いやすさ
シャープ:
- 大型タッチパネルと直感的なUI
- 家電メーカーとしてのユーザーインターフェース設計力
- フリック操作やカスタマイズ性の高さ
- シンプルで分かりやすいアイコン
キヤノン:
- シンプルさを追求した設計
- 国内シェアNo.1の使いやすさ
- 多機能ながらも分かりやすい操作性
操作性については両社とも高い評価を受けていますが、特にシャープは大型タッチパネルと直感的な操作性に強みがあります。
コストパフォーマンス
シャープ:
- 本体価格が比較的安価
- ランニングコストも抑えめ
- コストパフォーマンスの高さが売り
キヤノン:
- 本体価格はやや高め
- 高品質と引き換えにコストもやや高い
- バランスの取れた価格設定
コスト面ではシャープが優位で、特に初期コストを抑えたい場合はシャープが選ばれる傾向があります。
特徴的な機能
シャープ:
- COCORO OFFICEとの連携
- PostScript標準搭載(一部機種)
- 省エネ性能の高さ
キヤノン:
- 高速印刷技術
- 多様な用紙対応力
- 高度な色管理機能
耐久性・信頼性
シャープ:
- コンビニエンスストアでの採用実績
- 長時間使用における安定性
- 温度・湿度変化にも強い設計
キヤノン:
- 長い歴史に裏打ちされた信頼性
- 官公庁や企業での導入実績
- 紙詰まりの少なさ
両社とも十分な耐久性・信頼性を備えていますが、特にシャープはコンビニエンスストアという過酷な環境での使用実績から耐久性の高さが証明されています。
シャープ複合機のコストパフォーマンス

シャープの複合機は「コスパ最強」と評されることが多く、コストパフォーマンスの高さが大きな魅力です。
本体価格の優位性
シャープの複合機は、同等スペックの他社製品と比較して本体価格が安い傾向にあります。例えば:
- BPシリーズ26枚機:標準価格100万円の場合、実勢価格は60〜70万円程度
- 競合他社の同等モデルと比較して10〜20%程度安価に設定されていることが多い
特に31枚機や36枚機では、競合他社との価格差が更に開く傾向にあります。
ランニングコスト
カウンター料金(印刷1枚あたりのコスト)については、業界平均と同等レベルながらも、本体価格の安さと合わせるとトータルコストでは優位性があります。
- カラー印刷:7〜9円/枚
- モノクロ印刷:1〜1.5円/枚
導入コスト削減のポイント
シャープ複合機を更にお得に導入するためのポイントとしては:
- 複数社から見積もりを取り比較する
- リース契約を活用する(5年リースで月額16,000円〜)
- 保守契約の内容を確認する
- 導入時期を考慮する(新モデル発売前は旧モデルがお得になる)
対象ユーザー
シャープの複合機は特に以下のようなユーザーに適しています:
- コストを重視する中小企業
- 基本機能を重視する企業
- 大量印刷を必要としない企業
- リモートワーク環境の整備を進めている企業
画質よりも価格やコストパフォーマンスを重視するユーザーにとって、シャープの複合機は理想的な選択肢となります。
シャープのビジネス向け複合機

シャープのビジネス向け複合機は、企業規模や用途に応じて幅広いラインナップが用意されています。
大企業向けハイエンドモデル
BP-70シリーズ
- 毎分65/55/45枚の高速印刷
- 280面/分の高速スキャン
- オプションの充実(フィニッシャー、紙折りユニットなど)
- 高度なセキュリティ機能
- 月間推奨使用枚数:8,000〜20,000枚
大量の文書処理が必要な大企業や、セキュリティ要件の厳しい金融機関・官公庁などに適しています。
中堅企業向けミドルレンジモデル
BP-60シリーズ
- 毎分36/31/26枚の印刷速度
- バランスの取れた機能と使いやすさ
- クラウドサービスとの連携の充実
- 適切な初期コスト
- 月間推奨使用枚数:3,000〜8,000枚
一般的なオフィスユースに最適なバランスの取れたモデルです。
小規模企業向けエントリーモデル
BP-40シリーズ
- シンプルな機能構成
- コンパクト設計
- 低コスト
- 月間推奨使用枚数:1,000〜3,000枚
小規模オフィスや予算を抑えたい企業に適しています。
特定業種向けの特徴
- A3サイズの図面印刷に対応
- 高精細印刷で細かな線も鮮明に
- スキャナでの大判原稿の取り込み
- PostScript標準搭載(一部機種)
- 色再現性の高さ
- Mac環境との親和性
- セキュリティ機能の充実
- ICカード認証によるアクセス管理
- ペーパーレスFAX機能
まとめ
シャープの複合機は、使いやすさとコストパフォーマンスの高さを両立した製品として多くの企業に選ばれています。特に以下のような特徴が評価されています。
- 使いやすさの追求:大型タッチパネルと直感的なインターフェースで、ITに詳しくない人でも簡単に操作できる
- コストパフォーマンスの高さ:本体価格の安さとランニングコストの抑制でトータルコストに優れる
- 耐久性と信頼性:コンビニエンスストアでの採用実績に裏付けられた堅牢性
- 最新技術の導入:クラウド連携やリモートワーク対応など、時代のニーズに合わせた機能
- 豊富なラインナップ:企業規模や用途に応じた様々なモデル展開
一方で、カラー印刷の画質については競合他社と比較するとやや見劣りする点もあり、デザインや写真などの印刷品質を特に重視する場合は、他メーカーの検討も推奨されます。
また、2022年に刷新されたBPシリーズでは、リモートワークの普及や多様な働き方に対応するための機能が強化されており、今後のオフィス環境の変化にも柔軟に対応できる製品となっています。
シャープ複合機の導入を検討する際は、自社の印刷量や用途、予算などを考慮し、最適なモデルを選択することが重要です。特にコストパフォーマンスを重視する中小企業や、使いやすさを優先するオフィスにとって、シャープの複合機は有力な選択肢となるでしょう。
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